どこから手をつける?公務員試験の科目別・勉強の進め方
「公務員試験の勉強、始めたいけど…何から手をつけたらいいのか分からない。」
そんな声を、私はこれまで数えきれないほど聞いてきました。
公務員の筆記試験で出題される科目数はとても多く、参考書を開いた途端に「これは無理かも…」と感じる高校生も少なくありません。
でも大丈夫。
しっかり順序立てて取り組めば、誰でも合格ラインに届くことができます。
この記事では、
- 最も得点比重の高い「数的処理」や「判断推理」の勉強の進め方
- 一般知識科目の対策のコツ
- 作文や面接対策はいつから始めるべき?
など、公務員試験に向けた“科目別・効率的な勉強の始め方”を分かりやすくまとめていきます。
「どこから始めればいいのか分からない…」という方にとって、“最初の一歩”が踏み出せるようになるガイドになっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
① 数的推理・判断推理 ← 最重要!最初に取り組むべき科目
高卒程度公務員試験において、「数的推理」や「判断推理」は避けて通れない“超重要分野”です。
実際に出題数の約半分を占めることもあるため、ここで点数を稼げるかどうかが合否を左右します。
ただしこの分野、
「数学が苦手だから無理そう…」と感じる人も多いんですよね…。
でも安心してください。
この2科目は、「センス」や「才能」ではなく“慣れ”と“解き方の理解”がすべてです。
①:数的推理の勉強ポイント
数的推理は「中学数学の応用問題」とも言われる分野で、計算力と論理的思考力が問われます。
公務員試験において出題数が多い分野のひとつなので、最優先で取り組むべき科目です…が、「嫌い!」「苦手!」という人が多い科目でもあります。
最初にやるべきステップは…
🔸ステップ①:算数の基礎(四則演算・割合・速さなど)をしっかり復習
⇒ これを飛ばすと応用問題で確実につまずきます。中学レベルの内容でOKなので、ここは丁寧に!
特に計算は全ての基礎になりますから、確実に復習しておきましょう。
私が見てきた高校生や専門学校生も、四則演算の基本的な問題…よく間違っていましたから。
🔸ステップ②:問題パターンをつかむ
⇒ 「倍数の問題」「旅人算」「集合」「順列・組合せ」など、テーマごとに問題をこなしていきましょう。
🔸ステップ③:時間を測って解く練習
⇒ 本番ではスピード勝負になるので、制限時間付き演習も効果的!
✅ よく出るテーマと対策法
・四則混合・割合・比・速さ → 計算スピードと正確さがカギ。最初は途中式を書いて丁寧に。
・方程式・不等式・規則性 → 式変形のパターンを覚えて「問題文を式に直す力」を養う。
・ダイヤグラム・仕事算・集合・場合の数 → 図を書いて考える癖をつけると◎
・文章題全般 → 文章を読み取って「どう式に落とし込むか?」の練習が超重要!
💡 数的推理の攻略のコツ
・計算ミス対策のためにも、“ゆっくり正確に”を最初のうちは意識!
・基礎→テーマ別問題→過去問の3段階で進めるのがベスト!
・解き直しノートを作ると、苦手の傾向が見えてくる。
→これはやったほうがいいです!問題集にその問題を解いた日付と正解した(○)か不正解(✖)だったかだけでも、つけておくとよいです。
②:判断推理の勉強ポイント
判断推理は、言語や図形、論理のルールをもとに正解を見抜く“ひらめき+論理”系の問題です。
数学が苦手でも、型を覚えれば得点源になります!
ですので、「数的は嫌いだけど、判断は好き!」という人は多い気がします。
✅ 主な出題パターン
・並び順・位置関係(推論) → 人やモノの順番・位置を整理して正解を導く(図にするのが超大事!)
・対応関係(入れ替え問題など) → 情報を表にまとめる力がカギ!
・論理問題(YES/NO、正誤判断など) → 文のつながりをロジカルに考えるクセをつけよう。
・図形・折り紙・展開図 → 空間把握力が問われるが、数をこなせばコツはつかめます。
💡 判断推理の勉強のコツ
・解法パターンを覚えると“考える手順”が定まってくる!
・「これは図にすべき」「これは表にすべき」といった整理術が超重要。
・ケアレスミスを防ぐためにも、最初は1問ずつじっくり取り組むべし。
②文章理解←現代文は取りやすいし出題が多い!
文章理解は、時間当たりの得点効率が高い超重要分野。
現代文読解・英文読解のいずれも「内容を正確に把握する力」が求められます。
英語問題は、苦手な方も多いかもしれませんが、日本語の問題は非常に取りやすい割に出題数も多いので、ここも得点源にすることは公務員試験合格のためには、欠かせません!
✅ よく出る問題タイプ
・現代文(評論・小説) → 内容一致・空欄補充・文構造把握など
✅ 内容一致問題
→ 「この文章の趣旨として最も適切なものは?」「筆者の主張と合わないものは?」など、
文全体の要旨やポイントを問う、いわゆる“読解力勝負”の問題。
✅ 空欄補充
→ 「文中の空欄に入る適切な接続語や言い回しを選べ」みたいな問題。
論理展開(逆接・順接・補足など)を読み取る力がカギになります。
✅ 文構造把握
→ 「この段落構成はどれか?」「筆者の考えの変化はどの段階か?」など、
文章の展開パターンを理解できているかを問うものです。
・英文読解 → 英文を読み、要点・流れを掴むことが重要。単語・文法ではなく“文意理解”を重視!
✅ 短めの英文を読んで、内容一致・要旨・指示語などを問う問題が中心
なので、
👉「文全体が何を伝えたいのか」
👉「この文脈の中で〇〇という表現はどういう意味か」
など、文の流れや内容を掴む力(文意理解)が問われます。
③一般知識:範囲が広いから“戦略的”に!
「政治・経済・地理・日本史・世界史・時事・理科・英語・情報」など、一般知識の科目はとにかく広い!
でも…だからといって、全部やろうとしないでくださいね(笑)
🔸まずは頻出&得点源になりやすい「政治・経済・時事」から!
この3つは出題率も高く、知識を増やせば得点に直結しやすい科目です。私も政治・経済は得意中の得意です笑
🔸理科系は「出題数が少ない+苦手なら後回しでもOK」
得意な場合はアドバンテージになりますが、苦手な人は後回しでOK。ちなみに、理科系の出題は年々減少しています。
🔸時事対策は、まとめ教材や動画ニュースで十分対応可能!
特に内閣改造、災害、経済対策など、話題性のあるテーマはマーク!そして、スポーツイベント、世界遺産関係などもチェック!
④作文・小論文:早めの準備で周りと差がつく!
筆記の陰に隠れがちですが、作文も立派な選考科目です!
内容は「最近気になる社会問題」や「あなたの理想の公務員像」「これまでにあなたが最も力を入れて取り組んできたこと」などが定番。
そして、作文試験で一番気をつけなければならないことは、作文試験には足切りがあるということ。
足切りというのは、一定の基準に満たない作文を書いてしまった時点で、筆記試験や面接試験の点数にかかわらず不合格になってしまうことです。
例えば、税務職員の採用試験の実施要項には…
配点比率の欄には「*」が書かれており、
・「作文試験は、第一次試験合格者対象に評定した上で、最終合格者決定に反映します。」
・「「配点比率欄」に、*が表示されている試験種目は、合否の判定のみを行います」 となっています。
※作文試験は点数化されたり足きりが設けられていない場合もあります。それぞれの公務員試験で評価方法は違うので、ご自身が受験予定の実施要項等でしっかりと確認はしておきましょう!
つまり、点数化はせず合否のみをつける。
なので、どんなに一次試験や二次試験の結果が良くても、ここで「否」となれば不合格になる…ということです。
「作文、恐ろしい…」そう感じたかもしれませんが、基本的な作文の書き方ができていれば、足切りにはそうそう引っかからないと思います。事実、大多数の人たちが問題なくクリアしています。素晴らしい作文を書けるに越したことはないですが、大多数の人が書くようなクオリティのものが書けていれば大丈夫です。
誤字脱字やマスの使い方の誤り、あまりにも雑な文字等、作文のルールを無視するような文章さえ書かなければそれなりの評価はされますので、過度に恐れる必要はありません。しっかりと準備しておけば、まず大丈夫です。
作文の書き方ポイント
🔸ポイント①:「結論→理由→具体例→まとめ」の型を覚える!
構成の基本を守れば、読みやすい文章が書けます。
🔸ポイント②:日頃からニュースに触れて“自分の意見”を持っておく!
書けない原因は「知識不足」ではなく「意見がないこと」が多いです。
🔸ポイント③:制限時間内に書く練習も忘れずに!
制限時間の中で800〜1000字書けるようになると、かなり安心!
⑤面接対策はいつから始める?
面接は、一次試験の後に来るのでつい後回しにされがちですが…
✅ 実は「面接の準備を始める時期が早い人」ほど、合格率が高い!
【今できること】
・志望動機をノートに書き出してみる
・自己PRや長所・短所を整理しておく
・実際に面接を想定して話してみる(録音するのもアリ!)
特に最近の公務員試験の傾向では、人物重視=面接が超重要になってきています。
筆記が得意でも、面接で落ちる人が後を絶たないため、早めに準備を始めましょう。
【まとめ】やるべきことを“地図”で捉えよう!
高卒公務員試験の勉強は、やるべきことが多くて不安になるかもしれません。
でも、以下のように「科目ごとにやるべきステップ」を整理すれば、迷うことなく前に進めます。
📚 勉強の地図(ざっくりMAP)
数的・判断 ⇒ 最初に集中して取り組む。算数の基礎から!
文章理解 ⇒ 内容を正確に把握する力 を養う!
一般知識 ⇒ 頻出科目から選んで対策。全部はやらない!
作文・小論文⇒ 構成とネタを意識。練習は早めに!
面接対策 ⇒ 今から“準備”だけでも始めよう!
今回の記事が、あなたのように
「公務員を目指したいけど、何からスタートすればいいか分からない…」という方にとっての第一歩となれば幸いです!
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