SCOAって何？出題内容と対策を徹底解説！

2025年4月15日 2025年4月15日

ミツ先生

「SCOA（スコア）って、よく聞くけど…何の試験なの？」
「公務員試験でも出るって言われたけど、普通の学力試験と何が違うの？」

──そんな疑問を持っている高校生や保護者の方へ向けて、この記事では「SCOA」の全体像をわかりやすく解説していきます！

SCOAは、近年多くの自治体や民間企業で導入が進んでいる“能力測定型テスト”の一種です。特に、高卒程度の公務員試験（市役所・警察・消防など）でSCOA型の試験が出題されるケースが増えています。

この記事では、

✅ SCOAとは何か？普通の試験との違い
✅ 出題される科目・内容の具体例
✅ 効果的な対策方法と学習スケジュール
✅ SCOA対応自治体の最新傾向

をまとめて解説していきます！

「SCOAって何かよく分からない…」
「どう対策すればいいのか不安…」
という方も、この記事を読み終えればしっかり理解できて、“最初の一歩”を踏み出せますよ💡

SCOAとは？

SCOA（スコア）とは、1985年に日本経営協会総合研究所（NOMA総研）によって開発された総合適性検査で、「人を知り、人を活かす」をコンセプトに、個人の特性や能力を多面的に評価することを目的としています。この検査は、公務員試験や企業の採用試験などで幅広く利用されています。

SCOAの構成と特徴

SCOAは主に以下の3つの側面から個人を評価します：

知（知的能力）：言語、数理、論理、常識、英語などの基礎的な知的能力を測定。
情（気質）：生まれ持った気質や性格的傾向を評価。
意（意欲・態度）：後天的に形成される性格や仕事への意欲、態度を測定。

これらの側面を総合的に評価することで、受験者の全体像を把握し、適性を判断することが可能です。

出題内容と試験形式

SCOAの試験は以下のような内容で構成されています。

基礎能力検査（SCOA-A）

試験時間：60分
出題数：約120問
出題分野：
- 言語：語彙、文法、読解力など
- 数理：計算、数的推理、図形問題など
- 論理：論理的思考力を問う問題
- 常識：時事問題、社会常識、理科・社会など
- 英語：基礎的な英語力を測定

この試験は、短時間で多くの問題を解く必要があり、スピードと正確性が求められます。

ちなみに、公務員試験で実施されるSCOAは、テストセンター方式が大半です。
従来のように、決まった日時に全員が集合して一斉に問題を解かせるのではなく、〇月〇日～〇月〇日までの間で、自分の好きな日時を選び、その日時に予約したテストセンターに訪問し、そこのPCの画面上でSCOA試験を受験することになります。
まず受験の仕方や注意事項をPCの画面上で確認し、それを理解したら、画面上のスタートボタンをクリックすると、その時点からスタートします。
A4の白紙用紙が1枚与えられるので、計算やメモはそこに書いていくことになります。

上記したように、SCOAは60分で120問を解かなければならないスピードが重視される試験です。30秒に1問を解くペースでなければ間に合いません。
そういうこともあるので、大体第1問で「言語」の問題で長文を出してくることが多いです。これをゆっくり最初から最後まで読んでいると確実に2分くらいはかかるようになるので、その時点で全問解くのは無理になります。ですので、文章全体を読むよりも、問題自体が何を聞かれているかを先に見て、そこにまつわる部分だけを読む、もしくはここは選択肢を適当に選んですぐに次の問題から始めるか…などの工夫も必要です。

図形問題は、サイコロ問題が非常に多いです。三面が見えているサイコロを指定の方向に複数回転がしたとき、上の面に見えている数字は？といった出題がほとんどなので、これは練習すればスピードもかなり上がり正解もしやすいので、練習しておきましょう！
参考までに例題と、解説も載せておきますね！