高卒公務員試験の合格率ってどれくらい?倍率の真実と対策のコツ
「高卒で公務員を目指したいけど…倍率ってどのくらい?」
「狭き門って聞いたけど、本当に受かる人いるの?」
──そう思って不安になっている高校生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
確かに、「公務員=安定」のイメージから、毎年多くの受験者が集まります。
でも実は、数字だけを見て不安になるのはちょっと早いんです。
この記事では、
✅ 高卒公務員試験の合格率や倍率の実態
✅ 数字の“裏側”にある真実
✅ 実際に合格した受験生に共通する対策法
をわかりやすく解説していきます!
倍率が高い=受からない、ではありません。
この記事を読めば、「合格するために必要なこと」が見えてくるはずです!
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高卒公務員試験の倍率と合格率
高卒区分の公務員試験は、国家公務員と地方公務員に分かれます。
まずは、国家公務員試験の中でも受験者の非常に多い、国家一般職の倍率を見ていきましょう。
国家一般職や税務職員は、採用希望地域を選んで受験申込を行い、その地域ごとに合格枠が設けられているので、地域ごとの倍率を見ていきましょう。
国家公務員一般職(地域別)【2024年度 高卒区分】
地域別の倍率は以下の通りです(倍率の高い順番に表記しています)。
- 沖縄:6.7倍(受験者数360名、合格者数54名)
- 九州:6.2倍(受験者数985名、合格者数219名)
- 東北:4.4倍(受験者数762名、合格者数174名)
- 中国:3.0倍(受験者数331名、合格者数112名)
- 四国:2.8倍(受験者数150名、合格者数53名)
- 東海北陸:2.8倍(受験者数438名、合格者数157名)
- 関東甲信越:2.5倍(受験者数3,151名、合格者数1,260名)
- 近畿:2.0倍(受験者数347名、合格者数170名)
- 北海道:1.9倍(受験者数466名、合格者数240名)
参照:国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)|国家公務員試験採用情報NAVI
ここから分かることは、国家一般職試験は、地域によって大きく倍率に差があるということ。
私の住んでいる九州地区は受験者が1000名近くいますが、当然合格人数は限られているため倍率が6倍以上と合格への競争が激しい地域と言えます。
それに比較すると、日本の3大都市圏、関東、近畿、東海は比較的倍率が低く、地域を問わず国家公務員として働きたい!と考えている方であれば、この辺りの地域の受験を検討してみるのがいいと思います。
※なんで関東は合格者がこんなに多いの?
→国家一般職は、地域ごとに採用機関が異なり(=採用してくれる省庁やその出先機関の数が違うということです)、またその採用機関ごとに合格予定者の人数(合格枠)もあらかじめ決まっています。関東は採用機関の数が圧倒的に多く、そのため合格枠も多くなるという背景もあるので、合格者が必然的に多くなっています。
では、次に税務職員も見ていきましょう。
こちらも地域ごとに見ていきますね(倍率の高い順番に表記します)。
税務職員(2024年度)
- 沖縄:7.2倍(受験者数 58名、合格者数8名)
- 九州:3.5倍(受験者数749名、合格者数217名)
- 中国:2.8倍(受験者数234名、合格者数84名)
- 東北:2.6倍(受験者数227名、合格者数86名)
- 東海北陸:2.5倍(受験者数375名、合格者数151名)
- 四国:2.2倍(受験者数109名、合格者数50名)
- 関東甲信越:2.1倍(受験者数1,067名、合格者数504名)
- 北海道:1.8倍(受験者数107名、合格者数59名)
- 近畿:1.6倍(受験者数389名、合格者数244名)
税務職員は、国家一般職ほど地域ごとに大きな差はみられないものの、やはり沖縄、九州は倍率が高いですね。
しかし、その他の地域については3倍に届かないくらいの倍率となっています。
近畿に至っては、1.6倍となっており狙い目の地域と言えるのではないでしょうか。
地方公務員【2024年度 都道府県庁 高卒程度】
令和5年度の主な都道府県庁(高卒程度 行政)の合格率は以下の通りです。
- 沖縄県:19倍(受験者数 171名、合格者数9名)
- 静岡県:12.7倍(受験者数38名、合格者数3名)
- 神奈川県:4.5倍(受験者数81名、合格者数18名)
- 広島県:4.4倍(受験者数48名、合格者数11名)
- 東京都:4.1倍(受験者数504名、合格者数123名)
- 宮城県:3.6倍(受験者数248名、合格者数69名)
- 福岡県:3.4倍(受験者数211名、合格者数62名)
- 大阪府:2.6倍(受験者数233名、合格者数89名)
- 新潟県:2.4倍(受験者数62名、合格者数26名)
- 愛知県:2.3倍(受験者数93名、合格者数40名)
- 兵庫県:1.9倍(受験者数46名、合格者数24名)
- 京都府:1.8倍(受験者数14名、合格者数8名)
- 北海道:1.5倍(受験者数367名、合格者数247名)
- 愛媛県:1.3倍(受験者数60名、合格者数45名)
都道府県庁の採用試験に関しても、地域によってかなり差があります。
最激戦区は、沖縄県と静岡県。共に倍率が10倍を超えており、沖縄に至っては20倍に迫る倍率になっています。
ここには載せていませんが、倍率8倍台には、群馬県、長崎県、秋田県、佐賀県があります。
倍率6倍台には、和歌山県、大分県があり、倍率5倍台に埼玉県、徳島県とあります。
ここに述べた県が、2024年度県庁採用試験【高卒程度(行政)】の激戦地ベスト10となります。
それに対して、上記の表にも書きましたが、愛媛県、北海道、京都府、兵庫県は倍率が2倍を切って、1倍台です。
他にも、山口県(2.0倍)、三重県、福島県(ともに2.1倍)、そして、千葉県(2.2倍)などなど、2倍台に収まっている県は15県もあります。
北海道(受験者367名、合格者247名)や千葉県(受験者560名、合格者251名)のように、採用の人数が多くて倍率が低い場所はねらい目といえます。
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【2】倍率の数字に惑わされないで!
人事院NAVIや都道府県が出している公務員試験の倍率は「出願者数ベース」で計算されることが多く、実際に試験を受けない人も含まれています。
(私が先程書いた表は、受験者ベースで書いていますので、リアルな受験者に対しての倍率になります)
また、一次試験(筆記)だけで絞るのか、最終合格まで含めるのかでも数字が変わってきます。
▶ たとえば、市役所の採用試験で「倍率15倍」と表示されていても…
- 実際に受験した人:出願者の8割程度
- 合格ラインに達していない人:筆記で大きく脱落
- 人物評価(面接)での逆転もあり
つまり、「15人に1人しか受からない…」というよりも、“対策した人だけが選ばれていく”試験なんです。
【3】倍率が高くても合格する人の特徴は?
実際に倍率が高い中で合格をつかんだ生徒たちには、いくつかの共通点がありました👇
✅ 「出題されやすいテーマ」に集中していた
→ 勉強範囲を無限に広げるのではなく、頻出テーマを徹底的に反復!
✅ 模試を“分析用”として活用していた
→ 点数で一喜一憂せず、「間違えた原因」や「時間配分」に注目。
✅ 面接・作文を早期から対策していた
→ 特に市役所や警察官は人物重視の傾向が強いため、“人柄”や“考え方”が合否を左右する。
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→ 模試・オンライン講座・LINEでのサポートなどを通じて、勉強を“見える化”していた。
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【4】受かる人は「倍率」じゃなく「準備の質」で勝っている
合格者に共通しているのは、「やるべきことを早めに知って、コツコツ積み上げた」こと。
📌 高卒公務員試験の特徴は👇
- 出題パターンが決まっている(数的処理、判断推理、作文、面接など)
- 配点の高い「人物試験」で逆転が起こりやすい
- 対策の“スタートが遅い人”が多い(=差がつきやすい!)
つまり、情報を正しく知って、早めに準備を始めることが最大の合格戦略になります。
もちろん、地域にこだわりのない方は、上で見た合格率を元に「受かりやすい地域」を狙う、ということも情報を知り準備をするということになります。
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【まとめ】合格のカギは“倍率”よりも“準備力”!
🟢この記事のまとめ
- 倍率が高くても、対策次第で十分に勝てる
- 筆記は頻出分野の反復がカギ
- 作文・面接の準備は早く始めるほど有利
- 「1人でやらない環境」が合格への近道!
不安なのは、あなただけではありません。 だからこそ、正しい準備をして「受かるルート」に乗ることが何より大切です!
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