「覚えたのに忘れる…」を繰り返す人へ~暗記が定着しない“3つの落とし穴”とは?~


「昨日覚えたはずなのに、今日にはもう忘れてる…」
「何回も繰り返してるのに、いざ模試になると出てこない」
「覚えたはずなのに、本番で飛んでしまう…」

そんなふうに“記憶が定着しない”ことに悩んでいませんか?

それ、努力が足りないからではありません。
実は、「暗記の仕方」そのものに問題があることがほとんどなんです。

この記事では、**覚えても忘れる人がハマっている「3つの落とし穴」**を明らかにしながら、
今日からできる「記憶を定着させるコツ」を具体的に解説していきます。


落とし穴①|「何回も書けば覚えられる」と思っている


ノートに何度も書きなぐって暗記しようとしていませんか?
たしかに、「書くこと」で手が動き、勉強した気にはなります。
でも実はこれ、時間がかかるわりに記憶に残りにくい方法なんです。

なぜ書くだけでは覚えられないのか?

  • 書くことに意識がいって、「内容を思い出す」という脳の働きが弱い
  • 覚える作業ではなく、「写す作業」になっている
  • 書いた直後は記憶に残っているが、長期記憶に移らない

つまり、「覚えるために書く」のではなく、「書くために書いている」状態に陥りがちです。


改善策:思い出す練習を増やそう!
  • ノートを閉じて、自分の言葉で説明してみる
  • 赤シートで隠して、**“思い出そうとする時間”**を大切に
  • 短時間の「小テスト形式」で、何度も記憶にアクセスする

人は、「思い出すとき」に記憶が強化されます。
だから、思い出す回数を増やす=記憶が定着しやすくなるんです。


落とし穴②|「完璧にしてから復習しよう」と思っている


「まずは全部覚えてから問題演習しよう」
「最初はインプットに集中して、復習は後で」
この考え方、実はすごくもったいないんです。

なぜ“完璧主義”だと忘れやすくなるのか?

  • 復習するまでの期間が空きすぎて、記憶が消えてしまう
  • 途中で覚えたことが曖昧になっているのに、気づかない
  • 頭に残っている“つもり”で、理解が浅いまま進んでしまう

つまり、「あとでやる」は「もう一度ゼロからやり直し」に近づいてしまうということ。


改善策:完璧じゃなくていいから“すぐ復習”!
  • 10分で覚えたら、10分後にもう1回確認
  • インプットとアウトプットを“同じ日に”繰り返す
  • 1日1回「昨日の内容だけ復習する時間」をつくる

覚えたそばから確認する。
このシンプルなサイクルが、記憶を深く長く残す最短ルートです。


落とし穴③|「長時間まとめてやる」方が効率的と思っている


「土日で5時間まとめてやろう」
「夜に一気に暗記する方がはかどる」
これも、多くの高校生がやりがちなNGパターンです。

なぜ“まとめて勉強”は忘れやすいのか?

  • 脳は「何度も思い出す」方が記憶を定着させるようにできている
  • 一気に覚えると、一気に忘れる(“忘却曲線”の法則)
  • 1回あたりの勉強に“新鮮さ”がなく、集中力も低下する

改善策:毎日短く、分散して覚える!
  • 1日30分を「3回に分ける」だけでも効果アップ
  • 朝・夕・寝る前などに「同じ内容を3回見る」
  • アプリや単語カードなど、スキマ時間に使えるツールを活用

**「頻度を増やす=記憶の定着力を高める」**という原則を意識しましょう。


覚えられないのは、才能や根性の問題じゃない


ここまで読んで「自分、間違ったやり方してたかも…」と思った人へ。

それは、むしろチャンスです。
やり方を少し変えるだけで、今より確実に暗記の効率が上がるからです。

  • 書く回数を減らして「思い出す練習」を増やす
  • 完璧を求めず、すぐ復習する
  • 長時間ではなく、短時間を分けてやる

これらを意識するだけで、「あれ、今回はちゃんと覚えられた!」という感覚を得られるようになります。


「定着する学び方」を身につけたい人へ

公務員試験のように出題範囲が広い試験では、「覚え方の質」が合否に大きく関わってきます。

現在、当講座ではこうした暗記・理解が苦手な人でも取り組みやすいよう、
**教科別の記憶定着を重視した「夏期講習」**を開講中です。
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  • 苦手な分野に絞ったスモールステップ設計
  • すぐ「使う」から忘れにくいアウトプット中心のカリキュラム
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「覚えたはずなのに忘れる…」が減ると、勉強もグッと楽しくなります。

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最後に

努力してるのに成果が出ないと、自分を責めたくなることもあるかもしれません。
でも、原因が「やり方」にあるなら、そこを変えれば結果も変わるということです。

記憶に残す力は、鍛えられます。
「どうせ自分にはムリ」と思わずに、ぜひ一度“やり方”を見直してみてください。

その一歩が、確かな合格力につながります。