公務員試験って“高校の勉強”とどう違うの?~点を取る人はやってる、意外な勉強スタイル~
「真面目にやってるのに、模試の点が伸びない…」
「定期テストではまあまあなのに、公務員模試ではボロボロだった…」
そう感じている人、意外と多いんです。
でも、それは“努力が足りない”からではありません。
実は、高校の勉強と公務員試験対策は、「考え方」も「やり方」も、まったく別モノなんです。
この記事では、公務員試験と高校の勉強の“決定的な違い”をわかりやすく整理しながら、
点を取る人がやっている、効率的な勉強スタイルをご紹介します。
高校と公務員試験、何が違うの?
【1】テストの目的が違う
高校の定期テストは、
→ 授業で扱った内容を「どれだけ覚えているか」を確認するテスト。
一方、公務員試験は、
→ 決まった出題範囲の中から、「限られた時間でどれだけ点が取れるか」を競う試験。
つまり、重要なのは
- すべてを完璧に覚えること…ではなく
- “出るところ”を選んで対策すること
- 制限時間内で処理できるようにすること
高校と同じ感覚で「全部やらなきゃ」と思っていると、間に合いません。
【2】時間との戦いになる
高校のテストは、たとえば60分で1教科。
それに対し、公務員試験は「○○分で40問」など、時間が圧倒的に足りない構成。
(試験によっては、60分で60問(BEST)や60分で120問(SCOA)といった出題もあります!)
特に、数的推理や判断推理は「1問2分〜3分」以内に処理できないと厳しいです。
つまり、「正解できるかどうか」よりも
“速く解けるか”が合否に直結する試験なのです。
【3】全教科を完璧にやる必要はない
高校のテストは「英語・数学・国語・理科・社会」と全教科しっかりやるのが基本。
でも公務員試験では、出題割合にムラがあるため…
たとえば:
- 数的推理・判断推理 → 合計で10問以上出題(配点高)
- 地学・物理・化学など → 1〜2問程度
つまり、「捨ててもいい科目」もあるんです。
時間が限られているなかで、効率的に“点が取れる勉強”を選べるかがカギになります。
点を取る人はやってる!3つの勉強スタイル
① 「全科目を広く浅く」ではなく、「点になる分野に集中」
配点が高い
= 数的推理・判断推理・文章理解・資料解釈・社会科学(政治・経済)など
ここを先に固めれば、「5割」「6割」と点数を積みやすくなります。
逆に言えば、点になりにくい科目は後回しでOK。
「全部やらなきゃ…」という思い込みを外すだけで、勉強がグッとラクになります。
② インプットしたら、すぐアウトプット
高校の勉強だと、「ノートまとめ→赤シートで暗記→確認テスト」の流れが王道ですが、
公務員試験では、
▶︎ 解説を読んだら、すぐに演習へ
▶︎ 問題を解いたら、その場で解法を理解して“再現できるように”
という**“アウトプット型の学習”**が圧倒的に効率的です。
③ 「過去問」重視は共通!しかし、実践を想定した練習が必須!
高校では「過去問こそ正義」ですが、公務員試験でも、それは同じです。
なぜなら、東京や大阪といったお金を持っている自治体以外は、公務員試験問題の作成は、
民間の企業に委託しているんですね。ですので、ある程度傾向は似てきます。
しかし!上記したように、公務員試験は「限られた時間内でどれだけ点数を伸ばせるか」という
解答スピードも求められる試験だということも意識しなければなりません。
そう考えれば、「傾向に沿った演習問題」や「時間を計って解く模試形式」をこなしていくのは欠かせません。
「高校のやり方」を引きずらない人が伸びる
実際、勉強が得意な子ほど、公務員対策に入ると苦戦することがあります。
なぜなら、“正解できるまで考える”や、“全部完璧に”といった高校スタイルをそのまま続けてしまうから。
でも、公務員試験では
- 解けない問題はスルー
- 全部やらずに点になるところをやる
- 解けなくても「どう解くかの方針」を練習する
こうした**「割り切り」と「戦略的思考」**が勝負を分けます。
じゃあ、どう始めればいいのか?
「今までの勉強と違うのは分かったけど、じゃあどうすればいいの?」
そう思った方へ、まずは次の3つから始めてみてください。
✅ 数的推理 or 判断推理から取りかかる
→ 苦戦する人が多いけど、慣れれば点数源にできる。
→ 時間制限を意識しながら1問ずつトライ!
✅ 文章理解で“読む力”をつける
→ 英語ではなく、現代文中心でもOK。
→ 長文を読む→設問のパターンに慣れるだけでも効果大!
✅ 模試や体験講座で「時間配分の感覚」を知る
→ いきなり本番形式に触れると、自分の弱点も見えてきます。
【お知らせ】
現在、こうした「公務員独自の勉強スタイル」に対応した
**少人数制・オンライン夏期講習(高卒程度対象)**を実施中です。
- 全科目ではなく、“出るところ”に絞った戦略型カリキュラム
- 苦手でも取り組みやすい「数的」「判断」「文章理解」からスタート
- 実際に時間を測って解く模試演習もセット
- 「何からやればいいか分からない」状態から脱出できる仕組みになっています
※オンライン講座なので、今からでも参加可能です!
▶︎ [夏期講習の詳細を見る]
▶︎ [LINEで公務員試験スタートガイド(無料)を受け取る]
最後に
「勉強はしてるのに、なんか伸びない…」
そんなときは、“やり方”の見直しが必要なサインかもしれません。
公務員試験は、努力の方向さえ合っていれば、ちゃんと結果につながる試験です。
高校の勉強の延長線ではなく、**“公務員試験に合ったスタイル”**を取り入れてみてください。
それが、合格への第一歩になります。