警察・消防の採用試験ってどんな内容?筆記・体力・面接の全体像を解説

「警察官や消防官になりたいけど、試験ってどんな内容なの?」
「公務員試験って聞くけど、民間就職とどう違うの?」

──そんな疑問を持っている高校生や保護者の方に向けて、この記事では

✅ 筆記・体力・面接など、警察・消防試験の全体像
✅ 一般行政職との違い
✅ 受かるために意識すべき対策のコツ

を、現役講師の視点から解説していきます!

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【1】警察官・消防官の採用試験の“流れ”とは?

警察官採用試験は、採用は各都道府県単位です(消防官は市町村単位(広域連合なども含む))。
そして、警察官採用試験は、学歴によって受験できる試験種別が決まってきます。

「警察官A」は、学校教育法による大学(短期大学を除く)の卒業(卒業見込み)者、または、人事委員会がこれと同等の学歴があると認める人が受験できる試験であり、「警察官B」は、「警察官A」の学歴に係る受験資格である大学卒業(卒業見込み)者等に該当しない人が受験できる試験です。
高校3年生や大学に行かれていない方などは、「警察官B」で受験することになります。
そして、「警察官B」の一次試験は、主に9月、10月に実施されています。

「消防士」に関しては、市町村単位での採用となりますが、学歴で受験できる試験を区別している自治体もあれば、年齢要件の身で区別している自治体もあり、まちまちです。ですから、必ず実施要項で受験資格は確認しておきましょう!

警察官・消防士ともに、以下のような試験ステップになっていることが多いです👇

試験ステップ内容
① 筆記試験教養試験(数的推理・判断推理・国語・社会など)+作文など
② 体力試験垂直飛び・握力・反復横跳び・腹筋・腕立て伏せ・持久走など
③ 面接・適性個別面接・集団面接・適性検査など

📌順番や詳細は自治体によって異なりますが、「筆記+体力+面接」は全国共通の3本柱です!


【2】筆記試験|“高卒程度”の学力が求められる

📘出題される内容

  • 数的推理・判断推理・資料解釈・文章理解
  • 国語(漢字・語句・文法)
  • 政治・経済・地理・歴史・時事
  • 生物・科学・物理・地学

👉 基本的には「高卒程度の教養試験」であり、難問ではありませんが、出題範囲は広いです。
👉警察官の場合は出題数が50問で120分で受験というパターンが多いです。
✅ 近年は「警察官A」でSPI3を導入した県もあります。もしかすると、数年後には「警察官B」でもSPI3等が実施される可能性もありそうですね。
👉消防士の場合は、筆記試験は様々です。教養試験もありますが、SPI3やSCOAで実施しているところも多いです。あなたの受験したい地域の実施要項などを見て、あらかじめ確認しておきましょう!

📌作文が課される自治体も多い!

  • 「責任感」「協調性」「命の大切さ」などがテーマになりやすい
  • 警察官・消防官にふさわしい価値観が問われる内容

📝関連記事:
👉 [作文で落ちる人の特徴3選|見直しチェックリスト付き]
👉 [「協調性」がテーマの作文の書き方と例文解説]


【3】体力試験|“最低ライン”を超えることが合格のカギ!

警察・消防に共通して実施される体力試験の種目は、以下のようなものがあります👇
(以下の数値は目安です。必ず実施要項等で基準は確認しましょう)

種目例内容
握力男性:35kg以上を求められることも 女性:20㎏以上を求められることも
反復横跳び男性:40回以上 女性:35回以上
上体起こし男性:30秒で20回以上が一つの基準 女性:10回以上
20mシャトルラン男性:30回以上が目安 女性:18回以上
1000m走や1500m走消防でよく実施される種目
腕立て伏せ消防で実施される自治体も(男性:15回以上 女性:9回以上)

📌体力試験は「相対評価」ではなく「絶対評価」が多いため、 **“最低ラインを下回ると不合格”**になるリスクあり!
この”最低ライン”というのは、例えば、体力検査項目が5種目あったとして、各種目の最高得点が40点だとすれば、満点で200点ですが、合格基準点が100点とされていれば、そこを下回ると不合格になる…ということです。
ですから、1種目が基準の数値に達していなくても、他の得意種目で挽回できる可能性はあるので、体力試験はあきらめずにやり切ることが大切です。

※私の教え子も、「1種目でも基準値を下回れば不合格」と思い込んでいることが多いのですがそうではないことが多いです。実際、教え子の中には握力が基準値にまったく届かなかったものの、合格したという人も多くいます。

▶【対策のポイント】

  • 毎日コツコツと基礎体力アップ
  • 正しいフォームで記録が取れるように練習
  • 体重管理や筋トレも併用して計画的に

📝関連記事:
👉 [部活と勉強、両立できる?部活生が公務員試験で勝つ方法]


【4】面接試験|“人物重視”の傾向がかなり強い!

警察官や消防官の採用試験では、面接が最重要とも言われるほど評価ウエイトが大きくなっています。

📘よく聞かれる質問例

  • なぜ警察官(消防官)を志望したのですか?
  • 高校生活で頑張ったことは何ですか?
  • あなたの長所・短所を教えてください
  • 最近気になったニュースはありますか?
  • ストレスを感じたとき、どう対処していますか?

📌“正解”があるわけではなく、「その人がどう考えて行動してきたか」を見られるのが特徴。

▶【対策のポイント】

  • 自分の経験をしっかり整理しておく(部活・委員会・日常生活でもOK)
  • 話す内容は“等身大”でOK!嘘はNG
  • 「協調性」「責任感」「使命感」などのキーワードを意識

📝関連記事:
👉 [面接で“何もしてこなかった人”が答えに詰まる質問3選と対策法]


【5】警察・消防の試験は「コツコツ型」が強い!

警察・消防官になるには、“すごい学力”や“運動神経抜群”じゃなくても大丈夫。

合格する人の多くは…

✅ 筆記:苦手分野を把握し、繰り返し解いている
✅ 体力:地道なトレーニングを継続している
✅ 面接:早めから自分の経験を振り返り、対話を重ねている

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【まとめ】警察・消防試験は、“準備力”が合否を分ける!

🟢この記事のまとめ👇

✅ 警察・消防試験は「筆記・体力・面接」の3本柱
✅ 筆記は高卒程度、体力は“最低基準”クリアが必須
✅ 面接は“人柄と考え方”が評価される
✅ 地道にコツコツ準備した人が、確実に合格へ近づける!


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