SPI・SCOA・教養試験…どう違う?筆記試験の違い解説

はじめに|「どの試験を受けるかによって、筆記試験の内容が違うの?」

公務員試験=教養試験、というのはなんとなく知っていても、
実際には自治体によって使われている試験の形式や出題傾向が全く違うこともあるのをご存じですか?

  • 「SPIって公務員にもあるの?」
  • 「SCOAと教養って何が違うの?」
  • 「過去問を買っても試験形式が違うと意味ない…?」

こんな疑問を持つ受験生はとても多く、
**筆記対策でつまずく最大の原因は“試験形式を知らないこと”**です。

この記事では、公務員試験で出題される代表的な3つの試験形式
✅ SPI(SPI3)
✅ SCOA
✅ 教養試験(=“いわゆる一般的にイメージされる公務員の筆記試験”)
の違いと特徴、準備すべき対策をわかりやすく解説します!

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【1】まず知っておきたい|筆記試験の3つの形式


✅① SPI(エスピーアイ)


リクルート社が開発した就職適性検査で、民間企業の採用でよく使われる形式です。
近年、公務員試験にもSPI形式を導入する自治体が増えています。

出題内容:

  • 非言語分野(数的推理・表の読み取り・図形など)
  • 言語分野(語句の意味、文章の並べ替えなど)
  • 性格検査(価値観や行動傾向を確認)

※試験時間はペーパー方式の場合は、基礎能力検査が70分(言語30分、非言語40分)、性格検査が30分の合計100分で実施されます。
※公務員試験で実施されるSPI3はテストセンター方式が多いですが、この場合は、基礎能力検査が35分(言語・非言語合わせて)、性格検査が30分の合計65分で実施されます。

テストセンター方式って
⇒ 全国に多数設置された専用会場で受験する形式です。各自治体から指定された期間の中で好きな日時を予約し、その予約した日時にテストセンターに出向いてパソコンで試験を受けます。

主な特徴(テストセンター方式):

  • 受験者ごとに出題内容や出題数が違う
    ⇒最初から決まった問題内容、問題数を解く従来のペーパーテストとは違う
  • 問題ごとに制限時間が設定されている
    ⇒テストセンター方式のSPI3では、全体の制限時間のほかに問題ごとの制限時間があり、時間を過ぎると未回答でも次の問題に進んでしまいます
  • 次の問題に進んだら戻れない
    回答して次の問題に進むと、前の問題に戻るということができません

✅② SCOA(スコア)


SCOAは、NOMA総研が開発したテストで、「能力テスト+パーソナリティ(性格)テスト」の構成です。
SPIよりもさらに科目数が広く、時間も短い
のが特徴です。
イメージとしては、SPI(言語・非言語)と似た問題に加えて、理科や社会も出る…そんなテストです。

出題内容:

  • 言語 20問(言葉の意味(熟語・慣用句・故事成語など)、長文読解)
  • 数理 25問(四則計算、方程式と不等式、数列、数的推理)
  • 論理 25問(推論、サイコロ問題、判断推理)
  • 英語 30問(単語、空欄補助、その他)
  • 常識 社会10問(地理、歴史、公民)
       理科10問(化学、物理、地学、生物)
  • 性格検査(価値観、態度、行動傾向)

主な特徴:

  • 公務員試験では、テストセンター方式で実施されることが多い。
    →SPIの場合は、ペーパーテストとテストセンターで出題内容が変わったりしますが、SCOAの場合は大きな差異はありません。
  • テストセンター方式で実施の場合でもSPI3と違い、出題数が120問と決まってる。
  • 試験時間が60分で出題数が120問なので、スピード重視が重視される(1問30秒以内で解かないと最後まで解けない)。性格テストは45分。
  • SPIは知能検査の傾向が強いが、SCOAは知能とともに「知識」も重視する傾向にある。
  • スピード要素も必要なため、「処理能力」も問われる

※SPI、SCOAともに試験の内容や出題数等は年度により変更になる可能性もあります。


✅③ 一般知能・教養試験(公務員試験で最も多い形式)


いわゆる「高卒公務員試験」として多くの自治体で採用されている形式です。
国家一般職・税務職員・市役所・警察官・消防官などで主流。

出題内容(自治体により変動あり):

  • 数的推理・判断推理(数の性質、論理、図形など)
  • 資料解釈・空間把握
  • 一般知識(国語・歴史・地理・政治・経済・時事など)

主な特徴:

  • 試験時間が比較的長く、じっくり思考力を問われる問題が多い
  • 数的・判断で差がつきやすい
  • 一般知識は学校の教科書+時事対策が中心

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【2】あなたの受験先はどの形式?チェックしてみよう


試験形式は自治体によって異なるので、
受験予定の自治体の「実施要項」や「過去の試験情報」で必ず確認しましょう!


✅ SPIを採用していることが多い自治体
→ 一部の市役所・町役場、一部の消防など
→早期採用試験では、SPI3(テストセンター方式)で実施する自治体が多い気がします

✅ SCOAを採用していることが多い自治体
→ 一部の市役所・町役場、一部の消防など

✅ 一般知能・教養試験が主流の自治体
→ 国家一般職、税務職員、都道府県庁、政令指定都市、警察官、消防官など


※不安な場合は、前年の「採用試験実施案内」や「受験報告」などを見ると安心です。
※最近は、突然昨年度とは違う方式(前年度:教養試験で実施→今年度:SCOAに変更)などもあります。

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【3】試験形式によって変わる勉強のポイント


試験形式によって、準備のしかたが全く変わってきます。


📘 SPI対策のポイント

  • 出題形式に慣れることが最重要(問題集はSPI専用を選ぶ)
  • 長文読解や“資料の読み取り”も多いため、速読・要点把握力がカギ
  • 性格検査も含まれるので、事前に形式を知っておくと安心

📘 SCOA対策のポイント

  • 出題範囲が広いため、浅くてもいいから満遍なく触れることが重要
  • 理科や社会は中学範囲。まずは“常識レベル”から
  • 時間配分の練習が最優先!(例:1問30秒以内)

📘 一般知能・教養試験対策のポイント

  • 数的・判断の基礎→標準→難問と段階的に力をつける
  • 社会・時事は「苦手な分野から克服」がポイント
  • 模試を通じて本番を意識した時間配分と解き方を習得

まとめ|まず「自分の受験先の試験形式」を確認するのが最初の一歩!

「SPI対策してたけど、うちの自治体は教養試験だった…」
「SCOAだったのに数的だけしかやってなかった…」

こうしたミスマッチは、合格から一気に遠ざかる大きな落とし穴です。


まずは、
✅ 自分の受験先でどの形式が使われているかを調べる
✅ その形式に合わせて、問題集・勉強法・模試を選ぶ

この2つを意識するだけで、筆記試験の対策効率が一気に上がります!


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