高卒“程度”試験って何？受験できる年齢と競争のリアルをやさしく解説
ミツ先生「高卒程度公務員試験って、高校生だけが受けるものですよね？」
…実はこれ、私が保護者の方や受験生から一番よく受ける質問かもしれません。
でも実は、“高卒”とついていても──
「高校生だけが受ける試験」ではないんです。
えっ…！？
じゃあ誰が受けるの？ 大学生？ 社会人？
高校生だけじゃ合格できないの…？😨
そんな不安を感じた方も、大丈夫。
この記事では、
✅ 「高卒“程度”試験」の意味と年齢制限のルール
✅ 実際にどんな人たちが受けているのか
✅ 高校生でも十分に勝てる理由と“今すべきこと”
これらをわかりやすく解説していきます！
この記事を読めば、「仕組みを知って対策する」という、一歩先を行く受験生になれますよ。
①「高卒“程度”試験」の“程度”ってどういう意味？
まずは、この“程度”という言葉の意味から解説しましょう。
結論から言うと──
「高卒程度試験」とは、出題のレベルが“高卒相当”であることを示しています。
つまり、
「高卒以上の人も受けられる」＝大学生や社会人も受験可能なんです。
実際、試験要項には「○○歳以上△△歳以下であれば受験可能」と、年齢制限のみが記載されていて、学歴に関する制限がない試験も多いです。
また、国家公務員（高卒程度）では、高校卒業後からの経過年数を条件にしています。
🔹たとえば：
・国家一般職（高卒程度）：高校卒業後2年以内 ⇒高校3年生は受験OK。既卒の方も受験OK。ストレート入学の大学2年生なら受験できる。
・税務職員：高校卒業後3年以内 ⇒高校3年生は受験OK。既卒の方も受験OK。ストレート入学の大学3年生なら受験できる。
・市役所、町役場など：18歳（になる年度=高校3年生）〜29歳まで（年度により異なる）⇒高校3年生は受験OK。あとは学歴関係なく29歳になる年度の方までは受験OK。
このように、“高校見込み（高校3年生）” や "最終学歴=高校" でなくても、年齢さえ条件に合えば誰でも受験できるわけです。
② 実際に誰が受けているの？高校生だけじゃない！
では、実際にどんな人がこの「高卒程度試験」を受けているのでしょうか？
✅ 現役高校生（3年生）
✅ 高校卒業後、進学せず就職もしていない人
✅ 大学生や、大学を中退した人
✅ 一度社会に出たけれど公務員を目指す人（20代前半の再チャレンジ）
私のこれまでの講師経験でも、現役高校生に混じって、
・大学に通いながら受けている人
・専門学校生で「高卒程度試験で早く働きたい」と考えている人
・大学をやめて再チャレンジしてくる人
など、さまざまなバックグラウンドの受験生がいました。
ですので、高校生だけの戦いではないというのは事実です。
③ え…じゃあ高校生は不利なの？
…と思うかもしれませんが、ここが大事なポイントです👇
「高校生でも、全然不利じゃない」どころか、むしろ有利に戦える部分も多い！
なぜかというと──
✅ 学校での学習リズムがあるので、毎日の習慣として勉強しやすい
✅ 現役生は「学校の先生」「進路指導」「模試」などサポートが多い
✅ 面接でも「若さ」「これから伸びていく可能性」がプラスに評価されやすい
✅ 部活や学校行事で得た経験が、自己PRに使える
✅例えば、29歳の社会人経験者と18歳の高校3年生は同じ目線では見られない！
⇒年相応の能力等が求められるため、上記例であれば29歳の社会人経験者はシビアに面接で評価されます
実際に、私が指導してきた現役高校生の中でも、
社会人や大学生と同じ試験を受けて、堂々と合格を勝ち取った人はたくさんいます。
むしろ、現役生の方が合格している人数は多かったような気がします。
もちろん、ライバルが多い分、不安になる気持ちは分かります。 でも、それは「高校生だから不利」ではなく、「誰にでもチャンスがある試験」だというだけの話です。
むしろ、高校生のうちからコツコツと対策を始めれば、他の受験生よりも先手を打つことだってできるんです。
④ 競争の“リアル”と、勝ち方のヒント
ここまでを聞いて「ライバルが多そうで不安…」と思った方もいるかもしれませんが、安心してください。
ちゃんと “戦い方”を知っていれば、しっかり勝てます。
🔸ポイントは以下の3つ👇
- 数的処理（数的推理・判断推理）を早めに始める
→ どの試験でも出題割合が高く、差がつきやすい科目です。 - 作文や面接の準備も早めに着手する
→ 特に現役高校生は「志望動機」や「自己PR」が甘くなりがち。今のうちから考えておけば安心！ - 日々の学習を“地道に積み重ねる”
→ 一夜漬けが効かない試験なので、コツコツ派が勝ちます！
そして何より──
「試験制度の正しい理解」こそが、不安を安心に変えてくれます。
この記事を読んで「高卒＝高校生だけの試験じゃない」と知ったあなたは、すでに一歩リードしていますよ。
【まとめ】“制度を知る”ことは、不安を力に変える第一歩
公務員試験の「高卒程度」という言葉には、
✅ 出題内容のレベルが高卒相当
✅ 年齢制限さえクリアすれば誰でも受験可能
という意味があります。
つまり、年齢制限の範囲であれば、大学生や社会人も受けてくるという“競争の現実”があるということ。
でも──
それを知った上で正しい準備ができれば、高校生でも十分に勝てる！
むしろ、若さ・吸収力・素直さという武器を持った現役生は、大きな可能性を秘めています。
ですから不安にならなくて大丈夫。 まずは「仕組みを知って、今の自分にできる準備を始めること」から始めてみてください。
それが、未来の合格につながる確実な第一歩です。
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